小さな招き猫たち

20年前のことですが、群馬県高崎市に行く機会がありました。早々に用が済み時間に余裕ができたので、どこか観光スポットに行ってみようということになり高崎観音(だったと思います)に寄ってみました。境内の様子はほとんど覚えていませんが、参道の光景は今でも思い出します。

緑が茂る坂の途中に出店があり、台の上に沢山の招き猫が大きさ順にきちんと整列し美しく並んでいました。
猫好きで招き猫好きでもある私は、その思いがけない光景が楽しくてテンションが上がり、あまりのワクワクさを連れにたしなめられた記憶があります。
一人で訪れていたらならば、周りに遠慮することなく大小様々な招き猫たちを抱えて連れ帰ったでしょうが、我慢して一つに絞り大事に持ち帰りました。
シンプルな絵柄で一番楽しそうな顔つきの子を選んだのだったと思います。

連れ帰ったこの子はその後、モチーフとして作品にちょくちょく登場します。
家には招き猫が何匹かいますが、登場するのはいつもこの子です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後姿もなかなか良いです。
(20年前のものなので、汚れはご容赦ください)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご存じの通り、高崎は『だるま』が有名です。高崎の招き猫はだるまと同じ製作方法のいわゆる張り子で作られており、質感だけでなく筆使いもだるまを彷彿とさせます。
絵柄もクオリティーも個体によってまちまちですが、どれも愛らしく魅力あふれる伝統工芸品です。

嬉しいことにこの子は人気者で、暇を見つけてはチマチマと小さな招き猫を描いています。

 

 

 

 

 

描いた顔は作者に似ると言われますが、描画力の無さと相まって可笑しみのある顔になってます~。