金継ぎのこと

陶芸作家の安藝敏郎さんに金継ぎを教わって以来、ネット等で情報収集しながら金継ぎを続けています。出来上がった時の嬉しさもありますが、金継ぎされたものを使ったり使われたりしているのを見るとワクワクします。

金継ぎを始めた頃は、皮膚科で処方された薬を塗って抗生剤を服用しなければならないほどの酷い漆かぶれになりました。山に行くと漆かぶれになってしまうくらい肌が弱いので、金継ぎはやめた方がいいのではとのご忠告をいただきましたが、かぶれを繰り返えすうちに耐性ができると聞いていたので続けてみることにしました。
暫くの間は、ちゃんと防御していても金継ぎをする度にかぶれていましたが、最近は皮膚に抵抗性(免疫の様なもの)がついて、ガードをしておけばかぶれなくなりました。そのうち手袋やマスクをしなくてもかぶれないようにならないかなと、更なる野望(?)を抱いています。

安価なものでも、金継ぎを施すと上質な気がします。彩豊かで丁寧な暮らしをしている気分になります。